感想部26 アガサ・クリスティ―の「無実はさいなむ」ミス・マープル

無実はさいなむ クリスティー文庫 / Agatha Christie アガサクリスティー 【文庫】

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どうも、梅ゆかり母さんです。
「無実はさいなむ」
また、BSPで、ビル・ナイ主演で再放送されます。
これにはミス・マープルは出てきません。
原作自体にも出てきませんからね。
びっくりですよ(笑)

それで、原作のあらすじは

義母殺しの容疑で逮捕され獄中で死んだ男性。彼の冤罪を晴らすため、地理学者の男は遺族の住む屋敷を訪れる。自分は彼のアリバイを証明できる、そう伝えた男に、遺族は思わぬ反応を返す。

なんだかね、ミス・マープルの学者先生がかわいそうで。
だって、手柄横取りされてるもの(笑)

とはいえ、原作を知らなければ、楽しめましたよ。
やっぱり、ミス・マープルの図々しいおばあちゃん度胸と言いますか?
あれが多少鼻につくけれど、
それを嫌悪的に感じないのは、女優さんの品のよさなんじゃないかな?
あと、ミス・マープルという人の穏やかそうな印象も
物語的には優しく感じられるし、
事件自体は、非情にひどい話ではあるからね。

そういう点でも、
ミステリーに必ず一人や二人いる癒しキャラさえも、
ミス・マープルはになっている。
と考えると、ミス・マープルって、最強じゃない?

推理もして、マスコットガールもして、って。

この話の面白いところは、死亡してしまった
(死刑が決まっているのか、獄中で病死なのか、ケンカに巻き込まれて死んだと、
ビル・ナイの方では書かれていたけれども、原作読んでいないので、そこらへんはあいまいだけど、)
ジャックが実は無実だったと解り、家族が混乱するところ。
いや、喜ぼうぜ。って、学者先生が思っているのも解るシーン。

だって、投獄されてまだ数年だから、助けられるでしょう!
ってやってきた正義の人の前で、
「なんで今頃? てか、引っ掻き回すのやめて」
何て、なんて冷たい言い方なんでしょう。
ってシーンが好き(笑)

だって、あれがすべてじゃない?
あのシーンで、
「いくら無実を証明されても、もう戻ってこないの」とか
「無実だったら、もう少し早く来てくれたら」とか
「いまさら言ってきても、」
などの感情の中で、犯人だけが、
「もう遅いし、いまさら犯人捜しをされては困る」
て思いが滲みでている。

顔にこそ出ないし、そこは俳優さんだから、解らないにしても、
もし、もし、そういう場面で、自分が犯人だったら、
容疑者としてまた疑われるのか?
また尋問されるのか?
といった不安より、今度こそ自分が犯人だとばれてしまう
と思う方が面白くないですか?

動機も含めて、自分の居場所がなくなるから
という気持ちを持って、
「犯人だと今度こそばれたら、私の居場所がなくなってしまう」
と思いながら、学者先生の登場を受け入れる

さぁ、あなたは、表情を変えずに居られる?
私は………むりだな(笑)

そういった視点で物語を見るのも、面白いのかも
犯人は誰だとは言わないけれど、
上記書いた気持ちを持って、自分が犯人であると思いながら読んでみるのも、
ドラマを見てみるのも、楽しみ方の一つかもしれませんね

ミス・マープルが出てくるドラマでも、
出てこないドラマでも、
どちらでも面白いと思います。

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